「国際社会」って何?要するにアメリカってこと?

最近、国会やNHKのニュースなどでよく耳にする「国際社会」だが、いったい何のことだろう?例えば首相や外務省の言う「国際社会と手を携え卑劣なテロと断固戦う!」「日本の安全と繁栄は国際社会の平和と安定なくしてありえません!」。――これはすなわち、同盟国が「敵」とみなしたら日本も一緒に攻撃することです。だから憲法を勝手に解釈したんです。これが国際社会への貢献なんです。――国内の原発は稼働を加速し、もちろん外国にも輸出します。それが温暖化対策に向けた国際社会の一員としての義務なんです。 ――日本と東アジアの安定を図るため沖縄はこれからもひたすら我慢し続けなさい。それが国際社会のためなんです。さもないとオスプレイ墜落時に「住民に被害がなかったのは感謝されるべきだ」と言った米軍のトップに対し「植民地意識丸出し」って批判した、あの副知事のように、誰だって絶妙のタイミングで辞めさせることができるんです。ところで「国際社会」って言葉、英語では”International community”ですが”community”は「利害を共有する国家群」(研究社:新英和中辞典)という意味もあるんです。要は「都合のいい仲間」、やっぱりアメリカってことでしょ。